目的
この記事では、Windows Galaノードソフトウェアのよくある問題と、その解決方法について説明します。
前提条件
概要
この手順を進める前に、Galaノードソフトウェアの最新バージョンを実行していることを確認してください。Galaノードソフトウェアのアップデート、またはインストール方法については、こちらの記事をご参照ください:WindowsにGalaノードソフトウェアをインストールする方法
トラブルシューティングの手順に進む前に、Galaノードソフトウェアを実行しているコンピュータでVPNを有効にしていないことを確認してください (VPNは接続問題を引き起こす可能性があります)。また、コンピュータのウイルス対策、またはファイアウォールがソフトウェアの正常な機能を妨げていないかを確認することも重要です。
1) Galaノードソフトウェアが起動しない
Gala Games & Entertainmentの利用規約 (TOS) に同意する
Galaノードソフトウェアを実行する場合、アカウントにログインして利用規約に同意する必要があります。この影響でソフトウェアに問題が発生した場合、アカウントにログインし、更新された利用規約に同意することでこの問題を解決することができます。
非対応のOS
Galaノードソフトウェアを実行するためには、Windows 11 Homeを使用する必要があります。
Windows 10 Home、Windows Server 2019以上には対応していないため、これらのOSを使用すると問題が発生します。
ハードウェアの仮想化
お使いのコンピューターが、Galaノードソフトウェアを実行するために必要な、仮想化をサポートしていることを確認します。詳しくは、Windows 11での仮想化の確認と有効化についてをご参照ください。
2) Galaノードが常にオフラインになる
コンピューターのパワー不足
この問題は、ソフトウェアを実行するコンピュータのパワー不足により発生している可能性があります。マシンが必要スペックを満たしていることを確認してください。詳しくは、Galaノードソフトウェアの動作環境をご参照ください。
古いGalaノードソフトウェア
古いGalaノードソフトウェアは、ノードが一貫してオフラインになる一般的な問題の1つです。ソフトウェアには、バグ修正や新機能が含まれているため、最新版に保つことが重要です。
アップデートについて、詳細はこちらの記事をご参照ください:WindowsまたはmacOSでGalaノードソフトウェアをアップデートする方法
3) APIキーが間違っている
Galaノードソフトウェアが、Wrong API Key (APIキーが間違っている) メッセージを表示する場合、以前のAPIキーが古くなったか、機能しなくなったことが考えられます。この場合、新しいAPIキーを生成し、ノードソフトウェアで更新する必要があります。
4) Dockerが起動しない
Galaノードソフトウェア起動時に、Dockerも起動していることを確認する必要があります。Dockerは通常、ユーザーがマシンを起動したときに常に開くようにデフォルト設定されていますが、Dockerが開かない場合は、Settings (設定) → General (一般) から、Start Docker Desktop when you log in (ログイン時にDockerデスクトップを起動する) にチェックを入れてください。
5) ワークロードに問題が発生している
ソフトウェアは起動しているが、ワークロードがオンラインにならない
ソフトウェアを実行する場合、ワークロードをGalaノードソフトウェアで有効にする必要があります。右下のGalaアイコンを右クリックし、Select workloads (ワークロードの選択) をクリックし、ワークロードを選択し、有効にしてください。詳しくは、こちらの記事をご参照ください: WindowsにGalaノードソフトウェアをインストールする方法
ワークロードを有効にしてもワークロードがオンラインにならない
ワークロードを有効にしても10分後にオンラインにならない場合、新しいAPIキーを作成することで問題を解決できます。新しいAPIキーを生成し、Galaノードソフトウェアで古いAPIキーを置き換える方法について、詳しくは以下の記事をご参照ください:
WindowsまたはmacOSでGalaノードソフトウェアを管理する方法
APIキーを置き換えたら、Galaノードソフトウェアを再起動します。
冗長性のために余分なGalaノードを実行していますが、アカウントの数より多くのプレイヤーノードを実行すると、オフラインになり続けます。
これにより発生する可能性のある問題:
プレイヤーワークロードは、ユーザーのアカウントのワークロードの数だけ実行することを要求しています。2つのプレイヤーノード・ライセンスを持っている場合、強制的にオフラインになるため、3つ目を実行することはできません。これは、独特のライセンスがそれぞれ特定のプレイヤーノードに関連付けられており、楽曲をホストするにはこのライセンスが必要だからです。
6) 127.0.0.1:6443 バインドアドレスが既に使用されているエラー
すでに6443ポートを使用しているプログラムがある場合、Galaノードソフトウェアは起動に失敗します。以下の項目を実行し、この問題を解決することができます :
1. OSがアップデートされているか確認し、アップデートされていない場合は、最新バージョンにアップデートします。
2. VPNが有効になっているか確認します。VPNは、ワークロードがノードサーバーに接続するのを妨げる可能性があります。
この方法で問題が解決しない場合は、ポート6443を使用しているプログラムがないことを再度確認してください。
7) ノード開始のエラー (EOF)
以下のようなエラーコードが表示された場合、EOFエラーが発生している可能性があります:
この場合、Dockerを最新のビルドにアップデートする必要があります。Dockerが最新の状態になったら、Windowsマシンを再起動します。再起動が完了したら、Windowsアップデートにアクセスし、コンピュータが最新バージョンのWindowsを実行していることを確認します。
8) TCPエラー
特定のアプリケーションが、Dockerが必要とする特定のポートを使用または占有している場合に発生するエラーです。以下に解決方法を示します。
方法1
Powershellを開き、以下を入力します:
Get-Process -Id (Get-NetTCPConnection -LocalPort 8080).OwningProcess
(このポートは例えです。他のポートに問題がある場合は、「8080」ポートを問題のある特定のポートに置き換えます)
これで、この特定のポートを使用しているプロセスが表示されます。この手順で必要なのは、プロセスのIDです。
次に、以下を入力します:
Stop-Process -ID -Force
上記の最初のコマンドで示されたIDに置き換えます。
その後、Galaノードソフトウェアを再起動します。
方法2
Powershellを開き、以下を入力します:
netstat -aon | findstr '5938'
これはポートの例です。他のポートに問題がある場合は、「5938」ポートを問題のある特定のポートに置き換えます。アウトプットの最後にプロセスIDが表示されるので、これを次のコマンドで使用します。
Tasklist | findstr "6380"
コンピュータの特定のポートを使用しているプロセスの名前が表示されます。この例では、TeamViewerがポートを使用しています。
以下のコマンドにプログラムのプロセスIDを入力して、プロセスを終了します:
taskkill /F /PID 6380