目的
この記事では、Ubuntu Linux (20.04) にGalaノードソフトウェアをインストールする手順を説明します。安定したオペレーティングシステムでGalaノードソフトウェアを実行することにより、安定的な稼働環境を確保することができます。WindowsとMac、両方の選択肢がありますが、Linuxはより安定的、かつより少ないリソース環境でGalaノードソフトウェアを実行することができます。このガイドでは、GalaノードソフトウェアをLinuxにインストールする方法について説明します (アカウントに有効なノードライセンスがある場合に限る)。
この方法は、WindowsやMacOS上でGalaノードソフトウェアを実行する方法と比較すると、上級者向けの方法となるため、すでにLinuxに精通している人にのみ推奨します。以下の手順に記載するスクリプトの実行に問題がある場合は、Discordの #node-talk チャンネル、もしくは日本語の #ファウンダーズノードチャンネル (www.galagames.chat) をご確認ください。
前提条件
この記事は、読者が次の記事の情報を理解していることを前提としています。
Gala Games & Entertainmentのアカウントを作成する方法
Galaノードソフトウェアを実行するためのVPSを作成する方法
手順
1) Ubuntuがインストールされているターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。
sudo NEEDRESTARTMODE=a apt update && sudo apt upgrade -y
これにより、コンピュータにプログラムをインストールするための最新のパッケージリストを確保することができます。
2) 以下のコマンドを入力します。
sudo apt install docker.io -y
このコマンドは、Dockerと呼ばれるプログラムをインストールします。Dockerは、Galaノードソフトウェアでワークロードを実行するために重要です。
3) インストールした後、以下のコマンドを入力することで、Dockerの状態を確認することができます。
sudo systemctl status docker
q または、CTRL + C と Enterキーを押して、Docker Status Menuを終了します。
Dockerがアクティブな状態でない場合は、以下のコマンドを入力して起動します。
sudo systemctl enable --now docker
4) 以下のコマンドを入力して、Linux用のGalaノードソフトウェアをダウンロードします。
sudo wget --trust-server-names https://links.gala.com/DownloadLinuxNode
gala-node-vX.X.X.tar.gz という名前のファイルがダウンロードされます。
5) ダウンロード後、以下のコマンドを実行し、Galaノードソフトウェアを展開します。ダウンロードしたバージョンに基づき、以下のコマンド内、[version number] (バージョン番号) の部分をダウンロードしたバージョンに更新更新してから、コマンドを入力してください。ソフトウェアのバージョン番号は、以下のスクリーンショットを参照してください。
sudo tar xzvf gala-node-v3[version number].tar.gz
例:sudo tar xzvf gala-node-v3.1.10.tar.gz
※このサポート記事執筆以降、バージョンアップが繰り返されているので、実際にダウンロードされたバージョン番号を入力してください。
6) 以下のコマンドを入力し、Galaノードソフトウェアのインストール・スクリプトを実行します。
sudo gala-node/install.sh
エンドユーザーライセンス契約書を読み、Yを入力し、Enterを押して同意してインストールを進めます。
7) Galaノードソフトウェアを正常にインストールした後、ユーザーのGalaアカウントにアクセスして利用可能なワークロードを実行するには、APIキーが必要です。APIキーを作成する方法について、詳しくは、Galaノードダッシュボードとはをご参照ください。次のコマンドで、このAPIキーを使用します。
sudo gala-node config api-key <APIキーをここに入力>
例:sudo gala-node config api-key qmlQZxDDQWERTYhwwrpfUWv8n2wE+XoGADnUWpDIVoI=
8) アカウントのAPIキーを入力した後、このコマンドを実行して、現在利用可能なワークロードを確認します。
sudo gala-node licenses
利用可能なワークロード:
9) 以下のコマンドを使用して、実行したいワークロードを選択することができます。
sudo gala-node workload add <実行したいワークロード名>
例:sudo gala-node workload add founders
複数のワークロードがある場合は、ワークロードの種類ごとにコマンドを入力する必要があります。
10) 設定が完了したら、以下のコマンドを実行して、Galaノードソフトウェアを起動します。
sudo gala-node start
11) Galaノードソフトウェアのインストールが完了しました。以下のコマンドを実行して、ソフトウェアが正常に実行されていることを確認します。
sudo gala-node status
注:ノードのステータスがユーザーのGalaノードダッシュボードに反映されるまで、最大で10分かかることがあります。
オプション: 以下のコマンドを実行することで、ダッシュボードでノードを識別できるように、各ノードに名前を付けることができます。
sudo gala-node rename <希望するノード名>
Galaノードソフトウェアを管理するために利用できるコマンドの詳細について、詳しくはこちらの記事をご参照ください: LinuxのGalaノードソフトウェアコマンド